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2004/06/25(金)
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独火星制作日記〜足掻く人々〜
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風の中の昴〜砂の中の銀河〜皆何処へ行った〜ららららららららららら〜
写真左:美術スタッフ(分離壁製作中のレナ画伯×黙々と乳の絵を描き続ける宮明生氏)撮影えりえり 写真右:その周りで終電を無くしゆるく酒を飲む人々(伊牟田耕児氏×えりえり×大谷蛮天門氏)撮影れな
只今深夜1時51分。私は新小岩にある劇団独火星の巣窟に立て篭もって居る。今夜は此処に泊まって、独火星の美術製作。 先ほどからゴキブリが這いずり回っている。 いや、それは私達自身の姿であるのやもしれん。 でかいアトリエというのは良いものだ。気持ちよく制作できる。独火星に集う人々は総じて、シャイで不器用。去年此処でやはり朝まで制作して居たとき、役者のNさんが言った言葉が忘れられない。「独火星は運動なのか、芝居なのか」という話をしていたときだ。Nさんは運動家ではなく、ただなんとなく楽しいから居たらしいのだが、そのとき周りに居た人たちは運動的信念を持った人が多くて気後れしたらしい。そんな時池内さんに、こう言われたらしい。”ただここに居るお前が全てだ、それ以上でもそれ以下でもないのだ。”って」「それで、俺は目から鱗が落ちてしまった」 50代、独身、赤帽のバイトをクビになったばかりのNさんは 朝6時まで飲んで、その後、「あなた、優しいひとですね。」とボソッと言って寝た。 池内さんが求める世界はこのような弱く、不器用な人たちも生きていける世界なんだとおもう。 それが彼の運動であり、戦いであるのだと思う。 12歳の少女が5歳の子供を突き落とす時代。 そこにある物語があまりにも希薄な時代。 全てを貨幣価値に変換する時代。 そんな時代に、ゴキブリのように生き延びてやる。
先ほど宮さんと伊牟田さんが帰った。 宮さんの一番好きな画家は中村宏らしい。画集を見せてもらったよ。「砂川五番」という絵、この間、現代美術館で見て印象的だった絵だ。 中村宏の絵を見ていて思うこと。もし運動に関わるのなら、運動を自分の中へ取り込むぐらいの妄想力が芸術家には必要だ。
トイレに行ったら、誰かのおしっこが床に零れている。急いで掃除。何で私が、下の世話までせなあかんねん!!! もう寝る。明日一日で仕上げなくてはいけない。
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