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2004/09/29(水)
深夜白井が訪れる。

先ほど写真データーの受け渡しに、桃色ゲリラ美脚担当の白井愛子が我が家に。久しぶりの愛子はちょっときれいになったような。今日はすっぴんだったけどね。愛子は1月のCD発売予定に向け各種プロモーションに励んでいるようだ。

さて、今日は昼、我がアトリエのある新宿富久町で野外スケッチ。沖縄でやる空襲展に向け、新作に取り組んでいる。
いつもにゃんと歩くこの町に空襲が起きたらどんなかなあというのをかこうかな、と。そしたら周りをおばちゃんやら子供やらが集まってきて、大変だったな。
レズのおばちゃんに、「お姉ちゃん、何歳?きれいな手してるね、たばこ一本頂戴」と煙草を強請られる。
掲示板で、ニーナさんの「何が小さい敵で、大きい敵なのですか?」と言う質問があったが、私もその辺は、いつも考えて居るんだ。小さい、つまらない、とるにならない、情けない日常を描きたい。国家だったり、数で語られる戦争の悲劇、って、そんなに偉いか。政治と表現が合わさると偉いことをしようとして、個人の旨みがなくなってしまう危険性がある。
敵は見えにくいのでちゅよ。
日常に潜んでいるのでちゅ。

夕方は府中市美術館に。映像制作のアナロジックのTさんとUさんにたちあっていただき、プロジェクターを仮実験。実はUさんとは最初、うちの近所のファミリーマートで出会ったんだよね。2年ぐらい前かな。変な縁だね。いいもの、作ろう!いつも支えてくれてありがとうね。

関係ないけど、愛するタイガーの写真です。タイガーは新宿名物戦う新聞配達員。この格好で、何十年も朝日新聞を配達しているのだ。これ見てみんな元気になってね!



2004/09/28(火)
眠れない・・
眠ろうとは、思っているのですが、どうも今日のRYUさんとの会話と彼の歌声が頭を回って、どうも眠れないのです。もう4時過ぎているのに・・・・
RYUさんは、私の絵をずいぶん気に入ってくれて「この絵は現在誰のものですか?」とまで聞いていたのだがら、あげればよかったか、いやぁただと言うわけにも行かないから売ればよかったか。あ、お世辞かなあ・・
あと、最後に北朝鮮のことをテーマにしてください、っていってたんだから、「一緒に北朝鮮に行きましょう、そして何かコラボレーションしましょう」と口説けばよかったか・・・
・って、ああ、どうして連絡先を聞いておかなかったんだ、まあ事務所を通して話せばいいか、あたしの連絡先は書いたんだけど、かかってこないよなあ、電話・・ああ、なんか舞い上がっちゃって今日の対談ぐちゃぐちゃだったかな・・などなど。枕を抱きしめながら妄想が膨らむ。
これって、恋?ていうか、ただのファンか・・
でも北朝鮮、来年行きたいなと思ってたの。

それにしても、約束をかなえてくれたテレビ東京のKプロデューサー、感謝しています。今日はありがとう。

そうそう、今日からPEACEONのヤッチとAさんは韓国へ行くのです。LAN TO IRAQの絵の搬出に行ってくれるのだ。現地でトラブルが起きませんように。
10月6日からは赤坂の国際交流基金ホールでのイラクアート展示があります。がんばるぞ。


2004/09/28(火)
韓国スターと対面

いや、緊張しました。渋谷文化村オーチャードホールで行われている、スーパーワールドオーケストラPOPS CONCERTにて、韓国人歌手RYUさんと倉本祐基さんにインタビューをさせていただいたのです。
お二人とも、韓国の大スターでごあす。RYUさんは、みなさんご存じの冬ソナの主題歌を歌っているシンガーです。
倉本さんは韓国でチャート一位の超人気ピアニスト。
韓国と日本の文化交流などについてお話をさせていただきました。(偉そう!)
倉本さんは曲の印象と同じ、優しくて穏やかで頭の回転の速い方。RYUさんは、顔がきれいだったなあ・・
RYUさんは、兵役を経験していて、軍隊のなかでよくコンサートを開いていたことなどをはなしてくれた。
イ・ヘ・ミンソン女史との共同製作の作品を見せたら、とっても興味を持ってくれて、DMZで描いたんだ、といったら、「テーマがとてもいいですね。次は韓国と北朝鮮をテーマにしたものを描いてください。」と言われた。
コンサートでは、澄みきった声で美しいラブソングを歌うRYUさん。会場中がうっとりとしていました。
生で聞く歌声は、甘かったなあ・・
いや、贅沢な夜でした。

この収録はコンサートの模様とともに、今年やった私の韓国での個展の映像とともにBSのテレビ東京で放送されるそうです。

お二人のビッグさにびびる、私の小物ぶりが堪能できると思います。

しかし同じピアノも、山下洋輔さんが演奏するのと、倉本祐基さんが演奏するのと、全く違う音がでるんだなあ。当たり前だが、プロの演奏テクに酔わされましたわ。

写真はRYUさんと私。にやけてます。



2004/09/27(月)
「誰も知らない」を知らない訳にはいかない

画像)誰も知らない公式HPから拝借・・
http://www.daremoshiranai.com/index.htm
映画「誰も知らない」をにゃんと見る。
あまりにも鮮烈な子供たちの眼差しと、是枝裕和監督の社会への冷静かつ愛の溢れる視点に魅了され、今日一日は映画の中の世界に居る。あの映画の中の幾つかのシーンが忘れられない。
主演の柳楽優弥君は最年少でカンヌ最優秀男優賞を受賞している。

YOU演じる母は父親違いの4人の子供と同居生活を行っている。
ある日、母は好きな男の元へ行き、12歳の明率いる子供たちだけのの漂流生活が始まる。あまりにも絶望的な状況なのに何故か皆美しい。しかし何故、何ヶ月もの間、彼らを周りの大人たちが助けることができなかったのか?近所の人とか、なんか気づかなかったのか!
先日起きた川へ投げ捨てられた二人の男の子の事件を思い出す。私たちが戦うべきものは、このあまりにも無関心な世界なのではないだろうか。

子供たちだけになった兄弟をある女子中学生が助けようとする。いじめられている不登校児の女の子だ。彼女は「私がお金持ってくるね。」といって、出会い系サイトで出会った男とカラオケに行く。そして手にしたお札を、明に手渡す。思春期に突入している明の気持ちが痛い。

近所のコンビニのアルバイト店員は賞味期限切れのお弁当を明にこっそり渡す。

社会の隅で、子供たちは生きていく。

映画を見ながら涙する私をにゃんは慰めようとする。
「大丈夫。お母さん、帰ってくるよ、プレゼントもって帰ってくるよ。」
にゃんは最後までおしっこもせず、一度も泣かないで見続けた。(つまらない芝居や映画は途中で泣き出すのだ、この人は)そして、映画を見終わった後、私のハンドバッグを抱え、中から化粧ポーチを出しておもむろにお化粧を始めるにゃん。大人ぶっている。
「おもしろかったね」というにゃんに「何が面白かった?」と聞くと「ないしょ」という。
お母さんはあなたを大事にするね、と思う。家に帰り、少しはまともになろうと冷蔵庫の中を掃除してみた。
子供は最後まで人を信じようとする。その心を潰さないようにしよう。



2004/09/25(土)
日記の更新を怠って申し訳ありません。
いやあ、パソコンが嫌いなのです。すみません。
特に最近は、見るのも嫌。パソコン鬱とでも言いますか。
インターネット引きこもり。引きこもってパソコンするだけよりはよっぽど健康的なのでは?

そんなんじゃだめなんですが・・・。
一日インターネットする時間を如何に減らすか、が命題のような毎日です。馬鹿になるような気がするのよ。こればっかやっていると。同じ情報を得るなら、私は本を読みたい。絵を見たいよ。インターネット使用目標時間30分!

今日は、印刷会社から[LAN TO IRAQ]沖縄展のフライアーが届く。映像制作のアナロジックのTさんとUさんと12月の府中についての打ち合わせ。展示会場の床に、ダイイン(道端で死ぬパフォーマンス)の映像を映写したいね、と言う話になる。固定カメラで、道で何人か何十人かで死んでいるところを取りたい。そしてそれを実物大で映写したい。いつ決行しよう。そして固定カメラで歩道橋から取れるような場所はないかな。表参道はいつも車が通ってるし・・・・決行日がわかったら予告するね。

その後、加藤老人にCDロムを渡してもらう。

芦澤さんには沖縄の旅費を払う。

明日は、某県立美術館の方がアトリエにお見えになる。アート・レジスタンス展というのを来年やるらしい。その後テレビ東京に行く。今度韓国人歌手RYUさんと倉本さんに会うための打ち合わせ。

昨日深夜劣化ウラン弾についてのTVがTV朝日でやっていた。しかも深夜3時!その時間帯ってどういうこと?と思うが、見ましたよ。そして、うすら怖くなった。私たちは真実を知らされていないことがものすごく多いのだなと、私が出会ったイラク人の友人たちも、自衛隊も、ジャーナリストも、米軍も、被爆の可能性があるのだな。怖い。湾岸戦争のときの健康被害が今、子供たちの白血病などになっているとすると、現在の10年後イラクはどうなっているのだろうか。イラクだけではないな。チェチェンでの使用されていると言う話もある。劣化ウラン弾はウランのゴミだが、落とされたほうは、そして前線に向かう兵士達のことは、権力者はほんとにゴミとしか思っていないんだな。商売だからな。戦争は。でも普通商売って、お客様のこと神様だと言う気持ちが大切なんじゃないか?落とすとこなくては爆弾なし。落とすところに対して、もっと愛を。と矛盾したことを考える。あーあたしも尿検査しようかな。
ドイツの相当なインテリでも、大学教授でも、劣化ウラン弾についての知識を持っていなかった。ヨーロッパでの劣化ウラン弾廃絶キャンペーンも、マスコミの取材をほとんど受けていない。情報操作というのは実に簡単に出来るのだな。怖い世の中だ。

あそうそう、今日出た週刊金曜日に私の書いた韓国についての記事が載っているよ。よい子は買って読んでね★



2004/09/21(火)
入稿
荻窪にある印刷会社グラビティに加藤さんとデザイナーのMさんに行っていただき、沖縄前島アートセンターのフライアーを入稿。3000枚、。送料込みで1万円強。

イラクから持ち帰ってもらった18点の新作をカメラマンのYさんに複写をお願いする。33000円

12月に府中ビエンナーレのトークショーの依頼をしていた美術評論家の方からお断りのご連絡。イラク関係の行動に賛同できない、と言うのが理由。落ち込む。私はいつの間にかものすごく扱いにくい作家になっている。

ウォルト伝記絵本の下絵を入稿。こちらは良し。

アートは金が掛かる。
どうも「いい事をしているから、みな手伝うのは当たり前」と言う運動の人の感覚は危険だと思う。私も気をつけなくてはいけない。誰かに何かしていただいたときの感謝がなくなってはいけない。


2004/09/19(日)
ミンソンかわいいなあー

時は個人的なカウントで過ぎていく。
撮影 ミンソン


2004/09/19(日)
桃色ソウル支部より やや個人的な独立光復記念日

2004年8月16日。
つまり、8月15日
日本で言うところの敗戦記念日(悲しい日)
韓国で言うところの光復記念日(うれしい日)
その次の日、
私、増山麗奈と、韓国桃色支部長のイ・へ・ミンソンはソウルのとあるラブホテルでスイートな時を過ごしていたのです。

時を同じくして、8月15日に、私は東京で、ミンソンはソウルで、個人的なある戦いを終えたのです。細かくは皆まで言うまい。そんなわけで私たちはお互いを慰めあったのであります。
この写真はそんな私たちの終戦日。勝ったのはどっちなのでせうか。


2004/09/18(土)
加藤さんと愚痴る

先ほど加藤老人とアトリエで愚痴大会。
詳しくは内緒だけれど、どうも加藤老人とウマが合うなあ。
世のため人のためだけに何かやるには、いやだ!まずプロパガンダありきの事はつまらぬ。
何というか、政治もアートにしてしまえ!ぐらいのエネルギーで関わっていかないと、しんどいっってさね。面白がってやれることじゃないとね。と、時々愚痴るのが健康の証。加藤さんは今日もヤッチがイラクからえっちらと運んできてくれた、新作絵画18点ものキャンバス作りに精を出してくれた。ありがとね、お父さん以上恋人未満って感じね。

赤旗の記事を書き終わる。これも先日の韓国でのレポートである。9月いっぱいに載るとの事。好評でよかった。先日美術評論家の山下祐二さんにご指摘を頂き、今回の記事は少し工夫をしてあるんだ。楽しみにしててね。

そういえば、ベルリンの雑誌「URANIWA」さんに森鴎外記念館での個展について、取材を受けたんだ。この日記、もしドイツにいる方で読んでる人いたら、チェックしてね。こちらも今月中に出るみたいです。

ご飯を作ってから、今日はディズニーの伝記の絵本用の絵を書くのだ。

絵)増山麗奈画 砂漠のシリーズ。「分離するわたし」



2004/09/17(金)
どとーだ。ソウル沖縄イラク・・・

週刊金曜日の原稿が校正を終えた。来週の金曜日に載るよ。
タイトルは「韓国の軍事境界線で桃色ゲリラ」
私の渾身の韓国レポートが写真つきで丸々一ページ載っとります。来週金曜日24日発売だよ!好評だといいなあ・・・。レギュラーで連載くれるといいなあ。自分勝手に書けるページが欲しいなあ。ベルリンと沖縄のことも書きたいなあ・・。
ね、まだ見ぬ編集長の筑紫さん、考えといてね★
良い子のみんな買ってねー。そして編集部に電話してね。「増山さんの連載がぜひ見たい!」って。

夕方、LAN TO IRAQ打ち合わせ。
なんだかすごいことになってきたよ、LAN TO IRAQ.
今ソウルでやっている展示を終えたら(それも芦澤さんとヤッチが韓国に行って運んでくるんだけどね)
赤坂の国際交流基金ホールギャラリーで10月6日から9日まで展示。その後飛行機で沖縄まで飛んで、その次の日から沖縄那覇市民ギャラリーで「10.10空襲展」にて展示。10月18日まで。その後10月19日から24日まで沖縄の前島アートセンターで展示。
同時に新宿のタイニアリスという劇場が企画するイラクの劇団
「アルームワッス」の公演と一緒に名古屋、大阪を回ってくる、という。
・・・・芸能人並みだよ。このスケジュール。この絵をね、みんな人力で運ぶんですよ。飛行機とともに。
今日スケジュールを確認したら10月9日にいたってはものすごいのよ。まずね、9時からにゃんの保育園の運動会。リレーとか走って、お弁当食べるのよ。その後国際交流基金ホールに行って、イラク劇団公演後、午後5時から搬出。羽田発午後8時の飛行機に乗って、午後11時沖縄着。その次の日9時から搬入。11時からオープニングパーティー。
その次の日ヤッチ沖縄着。講演会及びライブペイント。
ああ、まさにLAN TO というか常にRUN だね。

そういえばね、冬ソナファンの皆様に自慢するよーなんと私27日に、冬ソナの主題歌を歌っているシンガーのRYUさんにお会いするのよ、そしてインタビューするの。きゃー★渋谷BUNKAMURAのオーチャードホールでやるコンサートにちなんだテレビ東京の企画で、韓国で個展をやった画家として、お話を
するのだよ・いいだろー!!

というわけでこれからしんぶん赤旗に載せる記事を書きます。
ガッツでゴー。

絵は、「お姫様の唇を奪うのは誰?」増山麗奈 画。


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